2013年12月16日
湯たんぽで左下腿を火傷し近医皮膚科受診した。
アクトシン軟膏処置を受けるも改善せず、2013年12月24日当クリニック転院となった。
2013年12月24日
初診時の画像である。熱傷周囲に発赤、腫脹、熱感、疼痛あり、感染症状のためセファメジンキット2g点滴施行した。プラスモイストにて処置し、セフェム系抗生物質を投薬した。
2013年12月27日
熱傷部周囲の発赤は収まり、
創部の融解が始まっている。
2014年1月9日
熱創部面積が一気に縮小し周囲からの
上皮化を認める。
2014年2月4日
仕事で忙しく約一ヶ月後の来院時の画像である。
この期間は、ご自宅でプラスモイスト交換を行って頂いた。新鮮な肉芽形成を認める。
2014年2月14日
白色調病変が融解し、下部から肉芽が盛り上がってきた。
2014年3月7日
熱傷部表面の黄色調病変を鑷子で摘除した。
この黄色調部は、栄養豊富なため、
感染源になりやすく摘除した。
摘除する時に痛みはない。
2014年3月13日
黄色調部摘除後には、新鮮な肉芽が出現し縮小化も認める。
2014年3月25日
熱傷部が縮小化してきた。
2014年4月7日
熱傷部が周囲からの縮小が進行してきた。
2014年4月14日
上皮化まであとわずかである。
2014年5月2日
一部に発赤を認めるのみである。
2014年5月20日
治癒した。
低温熱傷が治癒するまで時間がかかるが、
この症例のように、患者様ご自身がご自宅で
プラスモイスの交換、およびワセリン処置により、
仕事に差し障る事なく治療に携われるのは、
患者様の湿潤療法のご理解があったからに他ならない。
この夏は、紫外線からの予防を説明し、
治療を終了した。